食事は増やせばよいものではありません。栄養不足も問題ですが、食べ過ぎても免疫力が低下してしまうのです。

例えば糖質と癌との関係が知られており、糖質制限が健康に良い影響を与えるとされています。この事実はPETと呼ばれる検査法でも確認することが出来ます。

PETは陽電子放射断層撮影を意味するのですが、放射性物質とブドウ糖を混ぜた薬剤を投与して、癌細胞の位置を調べます。投与後に癌細胞から放射線が放たれるのですが、実は癌細胞がブドウ糖を取り込むという性質を有していることから、この検査法が成り立っているわけです。

つまりブドウ糖は癌細胞の栄養分とも言えるわけで、ブドウ糖の摂取を控えれば、癌細胞の活動を抑えることが出来ると考えられるのです。

癌細胞がブドウ糖を欲するのは、普通の細胞よりも活動的だからです。糖質制限が癌の予防や抑制に資することがお分かりになるでしょう。

ところでファスティングという言葉をご存知でしょうか。ファスティングとは、断食療法を意味します。食事制限を試したい人には、このファスティングをお勧めします。

「断食」と言っても、一切の食を断つわけではありません。野菜ジュースは飲むことが出来ますし、生きるのに必要な栄養、ミネラルは補いつつ実施します。

食事はバランスを考えることも大事ですが、一度断食して胃腸を休めることも必要です。過食は臓器の負担を増やし、癌細胞の増加に繋がりますから、定期的にファスティングを実行して臓器を休ませましょう。

ファスティングのメリットは精神にも及び、リラックスできると言われています。もちろん普段食事の量が多い人には不向きな療法ですから、強制するものではありません。

食事療法とと合わせて自分に合う健康法を行っていくことをおすすめします。

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